映画を旅するAtoZ_Route66(ルート66)

ルート66、別名マザールート。

アメリカ東部イリノイ州シカゴと西部カリフォルニア州サンタモニカを結ぶ全長3,755kmの旧国道。
高速道路の発達により、1985年に廃線。
現在,ルートの80%強を車でたどることができる。

ルート66は憧れの道路。
車で横断したい。
モニュメント・バレーで日の出見たい。

大学3回生の夏、ロサンジェルスの日本人宿で知り合った女子大生3人+小遣い稼ぎに旅行者相手に車だす長期滞在者の4人で、モニュメント・バレーまで日の出を見に行こうとした。
途中、運悪く車が故障、モニュメント・バレーには辿り着けなかった。
だけど、あの時見た風景は忘れられない。
見渡すかぎり乾いたアリゾナの砂漠、寂れたモーテルやレストランの絵になること!

なんでアメリカの寂れたレストランってあんなかっこよく見えるのだろう。
ポップな色のソファとか、ごちゃごちゃした感じとか。
コーヒーも作り置きっぽくて不味そうなのに。

 

ルート66が舞台になった映画は多い。
『怒りの葡萄』『カーズ』『イージーライダー』『バグダッド・カフェ』『断絶』『ミッドナイト・ラン』『リトル・ミス・サンシャイン」・・・

好きなの何本もあるけど1つ選ぶとしたら、

バグダッド・カフェ』(監督:パーシー・アドロン/1987年)
ラスベガス近郊モハーヴェ砂漠の寂れたカフェ兼モーテル兼GS”バグダッド・カフェ”に、ドイツ人旅行者ヤスミンが現れる。いつも不機嫌な女店主や個性的な客たち。ヤスミンが現れてから店の雰囲気が変わっていく。

すっごく旅情をそそられた。

 

ルート66、すっごくすっごく行きたいのだけど、問題は車の運転が苦手なこと。
レンタカーの乗り捨て料金が高そうなこと。
銃社会のアメリカ、怖いこと。

 

映画を旅するAtoZ_Quentin Tarantino(クエンティン・タランティーノ)

クエンティン・タランティーノのロードムービー。

<監督・脚本・製作・撮影・出演>
デス・プルーフ in グラインドハウス』(2007年)
アメリカ・テネシー州
休暇ドライブ中の女3人 vs 殺人鬼
あえて低予算B級仕立てで、それがかっこいい。
見るなら、激突系、ロードキラー系数本見た後のほうが爽快感が高まる。

<脚本>
トゥルー・ロマンス』(監督:トニー・スコット/1993年)
カップル(クリスチャン・スレーター&パトリシア・アークエット)の逃避行。

ナチュラル・ボーン・キラーズ』(監督:オリバー・ストーン/1994年)
殺人鬼カップル(ウディ・ハレルソン&ジュリエット・ルイス)の逃避行。

フロム・ダスク・ティル・ドーン』(監督:ロバート・ロドリゲス/1995年)
銀行強盗兄弟(タランティーノ&ジョージ・クルーニー)の逃避行。
国境を越えメキシコに行くため、家族旅行中のトレーラーハウスに乗り込む。
最初の商店のシーンでツボにはまってしまった。
タランティーノ、性犯罪者役はまりすぎ。
あらすじ殆ど読まずに見たので、後半、どひゃーっ!!てなった。

 

もちろん、どれもとっても暴力的。

タランティーノ、そんなに好きと思ったことはなかったのだけど、この4本好きなやつだわ。
なんかちょっと意外。
『地獄の逃避行』(監督:テレンス・マリック/1973年)が、『ナチュラル・ボーン・キラーズ』『トゥルー・ロマンス』に影響を与えているのらしいのだけど、借りたいタイミングでいっつも貸し出し中。

 

映画を旅するAtoZ_ Prince Edward Island(プリンスエドワード島)

プリンスエドワード島。
赤毛のアンの島。

映画のロケ地巡りというより、アン関連地巡り。
今では鉄道も廃線になり、各町を結ぶバスも夏期のみ運行なので、レンタカーでまわった。
2009年5月半ば〜8月半ばの3ヶ月滞在。
ミュージカルは夏期のみ、観光施設も冬期は閉まっている所もあるので、行くなら夏がオススメ。

シャーロットタウン
プリンスエドワードアイランド州の州都、島の人口の半分以上がここに住んでいる。
夏期には「赤毛のアン」のミュージカルが上演される。
運が良ければ街なかでミュージカル宣伝用アンに出会える。

キャベンディッシュ
アン関連の見所はここに集中。
グリーンゲイブルス(緑の切妻屋根の家)、物語に出てきた小物探しがとても楽しい(黒板、鞄、服、イチゴ酒、ブローチなどなど)
併設のお店にはイチゴ水あり。
時間に余裕を持って恋人の小径お化けの森の散策へ。
モンゴメリのお墓、生家、働いていてた郵便局、通っていた教会もある。
アンの村アヴォンリーを再現したテーマパーク、アヴォンリーヴィレッジも。
私が行った時は冬期休館中で、そこで働いている人にお願いして無理やり入れてもらって、図々しくも貸し切り状態でピクニックさせてもらった。
この辺りはプリンスエドワード島国立公園になっていいて、ビーチや散策路もオススメ。

ケープトライオン灯台
ジム船長の灯台
ここ以外にも島にはかわいい灯台がたくさんある。

グリンゲイブルス博物館(別名「銀の森屋敷(シルバーブッシュ)」)
モンゴメリの伯母の家がミュージアムになってる。
輝く湖水あり。

ケンジントン駅
位置的にアンが最初にマシューに迎えにきてもらった駅と思われる。
鉄道は1989年に廃止、数少ない当時の駅が残っている。

エルマイラ駅
映画の中で駅のモデルになったといわれているけど、映画で駅の様子がわかる描写あったっけな・・・

サマーサイド
校長時代のアンが過ごした町。
下宿先のモデル”柳風荘”がある。
夏期には「赤毛のアン」のミュージカルが上演される。
シャーロットタウンのものに比べて規模が小さくて粗雑だけど、舞台が近くて、こっちのギルバートのほうが男前だったので、こっちのほうが好きだった。

ゲートウェイビレッジ
本土と島を結ぶ橋(コンフェデレーション・ブリッジ/12.9km)のたもと。
お土産屋さんがいくつかあり、アンとマシューのコスプレができる店がある。

オーウェル・コーナー歴史村
アンとは関係ないけど、アンの時代の建物や衣装、牧場があり、アンの世界に浸れる。

 

初夏にはルピナスの花があちこちで咲き乱れるけど、この花は外来種でアンの時代にはなかった

リンゴの花の命はとても短い。

 

『赤毛のアン』(監督:ケヴィン・サリバン/1985年)

続・赤毛のアン アンの青春』(監督:ケヴィン・サリバン/1988年)

赤毛のアン アンの結婚』(監督:ステファン・スケイニ/2000年)

赤毛のアン 新たな始まり』(監督:ケビン・サリバン/2008年)
これ、見てないな。

『アンを探して』(監督:宮平貴子/2009年)
旅行中に上映、レンタルも見つけたことないので、まだ見ていない。

『赤毛のアン』ナイトしたくなった。
今年はNetflixでドラマが配信されるらしいのですごく楽しみ。

 

 

「赤毛のアン」きっかけで来た日本人に会うのは想定内だったけど、現地人や外国人に日本ほど人気がなかったのがびっくりした。
「古典っていうか、なんか古い」んだと。
他の日本人と「どうして日本ではこんなに「赤毛のアン」が人気なのか」を話して出した結論、

「子供の頃見たアニメ」

恐るべし”世界名作劇場”の影響力。

映画を旅するAtoZ_Otaku(オタク)

生まれ変わったらオタクになりたい。

人の理解を超えるくらいすんごい好きなものがあるって、そして同じ趣味を持った友だちがいるって、すっごいすっごい人生楽しそう。
その友だちと旅行するって最高に楽しいと思う。

ファン・ボーイズ』(監督:カイル・ニューマン/2008年)
『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』の公開前、末期ガンで余命わずかの少年に封切り前の『エピソード1』を見せようと、スターウォーズオタクたちが映画を制作しているカリフォルニアのスカイウォーカーランチに向かう。
私はスター・ウォーズのファンじゃないけど、なんか愛着わいてくる。スター・トレックへの興味も。

宇宙人ポール』(監督:グレッグ・モットーラ/2011年)
アメリカの最大コミックイベントに参加するために、イギリスからやってきたSFオタクの男2人が、キャンピングカーを借りて、アメリカ西部のUFO関連名所巡りをする途中、宇宙人に遭遇。
すんごい楽しそう。

 

リーダー格の子が映画オタクで他の子たちは違うけど、
ぼくらは”テルマ&ルイーズ”』(監督:マルセロ・ガルバオン/2012年)
ダウン症の子供3人、映画『テルマ&ルイーズ』に感化されて旅にでる。

 

どれもオマージュいっぱい。(ほとんどついていけなかった)

 

オタクといえばドキュメンタリーの『ピープルvsジョージ・ルーカス』もおもしろかった。
あの域まで好きなものがあったら、絶対世界の見え方違うと思う。

映画を旅するAtoZ_Number(数字)

距離、期間、旅人の年齢、人数、道路の名前など、数字のついたロードムービーは多い。

特に”〜マイル”が付くものが多いのだけど、これに小さな違和感を感じていた。
1キロ何マイルか知ってる日本人ってそんなに多いのだろうか。
原題をそのまま訳したタイトルを付けているのかも、と思い、確認してみた。

9000マイルの約束 / SO WEIT DIE FUBE TRAGEN ドイツ
恋する2000マイル / TRUE LOVE AND CHAOS オーストラリア
奇跡の2000マイル / TRACKS オーストラリア
母をたずねて1800マイル / LA FILLE DE KELTOUM チュニジア
裸足の1500マイル / RABBIT-PROOF FENCE オーストラリア
天国までの100マイル(邦画)

どれも原題には数字入ってない(邦画除く)。
じゃぁ、”キロ”は?

わたしに会うまでの1600キロ / Wild アメリカ
わんワンロード 全米横断5500キロの旅 / HAMBONE AND HILLIE

入ってない。
日本人には数字が入っていると興味を持ってもらいやすい特質でもあるのかしら。
まだアメリカ映画で”マイル”使うならなんとなく納得いくけど。
なぜ、”マイル”。

『恋する2000マイル/TRUE LOVE AND CHAOS』は、生まれる前に蒸発した父親が誰なのか母親に聞くために恋人を連れて帰省。
”TRUE LOVE”には、恋愛感情だけでなく、親子愛が大きく含まれていると思う。

『母をたずねて1800マイル/LA FILLE DE KELTOUM』は、スイスに養女に出された少女が生みの母親を捜しにチュニジアを旅する。
マルコの『母をたずねて三千里』を匂わせる題名にしたかったのだろうけど、フランスからチュニジア、飛行機移動でしょ、これ距離に含めるのはどうかと。

『裸足の1500マイル/RABBIT-PROOF FENCE』は、家族から引き離された少女たちが収容所から逃げて歩いて家に帰る話。
映画の中で少女たちは靴を履いていた。

邦題でタイトルに”マイル”付けるの、安易というか、ちょっといい加減なイメージが。

『9000マイルの約束』『裸足の1500マイル』『恋する2000マイル』『母をたずねて1800マイル』『わんワンロード 全米横断5500キロの旅』、どれも家に帰る、もしくは親を捜す旅。
『わたしに会うまでの1600キロ』は、親の死を乗り越える旅。

もしかすると、タイトルに距離を入れるのは、日本人の頭の中の『母をたずねて三千里』のイメージ喚起目的ではないだろうか。
”長い距離、いろいろ苦労しながら旅して、最後に涙”、”家族愛”のイメージ。
”キロ”じゃないのは、今時”里”はないよな、じゃぁ”マイル”にしちゃえ、くらいの理由で。

ここでも”世界名作劇場”日本人洗脳説浮上。

 

『奇跡の2000マイル』(監督:ジョン・カラン/2013年)
4頭のラクダと1匹の犬を連れて、オーストラリの砂漠地帯2700kmを歩いた女性の自伝が原作。
彼女の旅を撮影するナショナルジオグラフィック協会のカメラマンをアダム・ドライバーが演じている。
短パンが似合っていない。

アダム・ドライバーって、出演作に恵まれてるよね。

 

まだ見ていない『ラサへの歩き方 祈りの2400km』(PATHS OF THE SOUL)、見たいよー。