月別アーカイブ: 2015年10月

『トラフィック』

映画は旅である ロード・ムーヴィーの世界 @ シネマヴェーラ渋谷(10/10 ~30)

コメディ
1971年/フランス・イタリア
監督:ジャック・タチ

自動車デザイナーのムッシュー・ユロは、キャンピングカーを自動車ショーに出品するためアムステルダムへ向かうが、パンク、ガス欠、検問、事故と、次から次へとトラブルが…。車も人も犬もぶつかり転がり絡み合って大混乱。自動車たちの名演技(!?)には思わずフフフと笑いがもれる、交通コメディの傑作!
(シネマヴェーラ渋谷サイトより)

 

脱力系ほっこりムービー。
品ある大人のドリフのコントみたいなわかりやすい笑いもあり、産業社会・自動車社会をチクリとユーモアたっぷりで皮肉ってもいる。

めちゃめちゃ急がなきゃいけない時に、アポロ11の月面着陸をテレビで見て、無重力ごっこって・・・
ホント力が抜ける。

自動車会社の広報担当、バリバリのキャリアウーマンのマリアのファッションと変化が楽しい。
キャンピングカーも輸送トラックもマリアのオープンカーも、車がとにかくかわいい。
特にマリアの黄色のオープンカー。
fiat・850がベースらしい。

キャンピングカーの使い方が絶妙。
都会人が憧れ、田舎へ行って楽しむためのキャンピングカー。
これが一度も走ることなく運ばれるだけ。
そして、なかなか目的地に着かない。
車庫の中で楽しそうなピクニックぽいランチしたり。
仕掛けも楽しい。

ラストシーン、かなり素敵!!

 

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旅情誘引度 ★☆☆☆☆
ロケーション:パリ(フランス)→アムステルダム(オランダ)
交通手段:車

とにかく進まない。

旅好き目線でなく、元同業者目線で見た。
ありえねーっ!

 

『イマジン』

”あなたとなら見える。”

ラブストーリー
2012年/ポーランド・ポルトガル・フランス・イギリス
監督:アンジェイ・ヤキモフスキ

ポルトガル・リスボンの視覚障害者のための診療所。白い杖を使わず、指や口で出した音の反響のしかたで状況を把握し、歩くことができるイアン。彼は、子どもたちに自分と同じ技術を教え、外の世界に出ることの素晴らしさを教えようとする。引きこもりがちだった女性エヴァも興味を持ち、ある日イアンと外へ出かけていく。盲目の二人のラブストーリー

『イマジン』公式サイト

 

見えないから、不安になる。
見えないから、嘘かもしれないと思う。
見えないから、本当かどうか確かめられない。
見えないから、想像する。
見えないから、視覚以外の感覚が鋭くなる。

見ているものが、真実とは限らない。
見えているようで、見えていないのかもしれない。

ちょっと不思議な感覚のラブストーリー。
めっちゃ耳を澄まして見てしまう。
登場人物はほとんど視覚障害者なんだけど、光がとても暖かく見えたのが印象的だった。

 

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旅情誘引度 ★★☆☆☆
ロケーション:ポルトガル(リスボン)

白い壁に石畳、急な坂道に路面電車の線路、古都リスボンの街並みの魅力は充分発揮しているんだけど、あまりひいた映像がない。
エンディングくらいかな。

 

『ブラジル・バン・バン・バン~ジャイルス・ピーターソンとパーフェクトビートを探しもとめて ~』

”サンバとは、人生であり、生命。
音楽の伝道師が恋に落ちたブラジル、リオデジャネイロの光と影。”

ドキュメンタリー
2014年/イギリス、ブラジル、アメリカ
監督・製作: チャーリー・インマン、ベンジャミン・ホルマン

ラジオ/クラブDJ のジャイルス・ピーターソンが、10 代の頃から愛して止まない「音楽の楽園」リオデジャネイロで、『ブラジル・バン・バン・バン』を制作する軌跡を追う。

ブラジル・バン・バン・バン公式サイト

 

音楽もジャイルズ・ピーターソンも全く知らず、『〜1600キロ』のついでに見たけど、全然飽きずに見れた。
街に繰り出すシーンも多いし、出てくるミュージシャンたちが皆さん魅力的でいい顔なさってる。
特にエルザ・ソアレスは強烈だった。
見た目は泉ピン子を10倍濃くして、唄うとなにか神々しいものを感じる。
子どもがビックリマンに夢中になるがことく、欲しいレコードを探すジャイルズもかわいい。

 

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旅情誘引度 ★★☆☆☆
ロケーション:ブラジル リオデジャネイロ

多分、音楽好き・ブラジル好きはもっとそそられるはず。
観光地ではなく、クラブとかスラムとか。
南米びいきなんだけど、ブラジルってポルトガル語圏なせいか、なんかちょっと距離感じるんだよな。

『モーターサイクル・ダイアリーズ』

映画は旅である ロード・ムーヴィーの世界 @ シネマヴェーラ渋谷(10/10 ~30)

ロードムービー
2004年/アルゼンチン・アメリカ・チリ・ペルー・ブラジル・イギリス・ドイツ・フランス
監督:ウォルター・サレス

医学生のエルネスト(後のチェ・ゲバラ)と友人・アルベルトとの、1万キロにも及ぶ南米縦断の旅を描いた青春ロード・ムーヴィー。貧しい原住民、搾取される労働者、そして隔離されるハンセン病者…。喘息の発作に苦しみながら、人間と人生について学んでいくエルネストを演じるガエル・ガルシア・ベルナルの繊細な演技も素晴らしい。
(シネマヴェーラ渋谷サイトより)

 

今時点、一番好きなロードムービー。
結構近いルートを逆周りで旅したので、見ててずっと懐かしい気分がして、また南米に行きたくなる。
この特集、とにかくこれを大きいスクリーンで見たかった。

チェ・ゲバラの映画はちょっと苦手。
わたしも喘息持ってるから、発作の出てるシーンがしんどい。
これ、主人公チェじゃなくてもよくね?って思うかもしれないけど、ちゃぁ〜んとところどころチェらしさが出ている。

 

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旅情誘引度 ★★★★★
ロケーション:アルゼンチン→チリ→ペルー(→ボリビア→コロンビア→ベネズエラ)
交通手段:バイク、ヒッチハイクなど

有名観光地をおさえているので、南米に行ったことない人へもわかりやすく魅力を伝えられる。
マチュピチュ、クスコ、バルパライソのアッセンソール(ケーブルカー)など。

一度この地域を旅した人にたまらないのは、過ぎ去る風景。
アルゼンチンの牛を放牧した草原、パタゴニアの湖、山の頂きにはりつく氷河、強く吹く風、どこまでも続くアタカマ砂漠、アンデスの荒涼とした山々、そこに住むインディヘナ。
ほんっとこれがたまらん。
まるでバスの車窓から見た風景。

街並も忘れてはいない。
ブエノスアイレスのヨーロッパを思わせる街並み、リマの旧市街地。
チリで魚市場のシーンがあることろなんか、ホントわかってるよね、ってカンジ。

ハンセン病棟のあるジャングルが気になる方はイキトスへ。
ジャングルツアーで行くジャングルの中に住む人々の村がこんなカンジ。
川を渡ったところにある蝶園(pilpintuwasi:ピルピントワシ)もオススメ。
港から蝶園へ歩く10分ほどののどかな風景もいいし、カピバラなど動物と戯れることが出来る。

バイクでパタゴニアとか、本気で羨ましい。

*旅番組ではなく、ロードムービーです。

一瞬と永遠 少女たちが見た風景 @池袋新文芸坐

池袋新文芸坐のオールナイト上映。(22時半〜翌朝5時半)
上映順に。

『ひなぎく』
1966年/チェコ
監督:ヴェラ・ヒティロヴァ

とにかく二人がかわいい。

 

『アリス』
1988年/スイス
監督:ヤン・シュヴァンクマイエル

ちょっとかわいくて、結構不気味。
後半、寝ちゃった。

 

『エコール』
2004年/フランス・ベルギー
監督:ルシール・アザリロヴィック

色とりどりのリボンをつけ、白い服をまとい、肌をあらわにしていた少女たちは、揃いも揃って可愛い。
好きな映画でこの映画あげる男いたらかなりひくわ。

 

『パンズ・ラビリンス』
2006年/メキシコ
監督:ギレルモ・デル・トロ

スペイン舞台のファンタジーと思って、ワクワクしながら見たら大きく裏切られた。
でも、明け方4本目にもかかわらず、全く眠くならず。
これ引きずりながら朝6時の東池袋を歩く。

 

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ほぼ満席。
多いだろうな、とは思っていたけど、想像以上に女子率高かった。
この4本を真夜中に時にまどろみながら見るって、なかなかオツ。
オールナイトは辛い、と感じるお年頃なんだけど、行ってよかった。