月別アーカイブ: 2015年11月

『エル・トポ』

ホドロフスキーの映画を初めて見たのは『リアリティのダンス』。
内容もあまりチェックせずにチリの映画だから、という理由で見に行って、ショーゲキを受けた。
他のも見たいなー、と思いつつようやく。

息子を連れて砂漠を旅するガンマン、エル・トポ。
山賊を退治したかと思えば、息子を捨てて若い女を連れにしたり、決闘もずるっこしまくり。
内容は正直よくわかんないんだけど、これもいろいろとショーゲキ的。
生き物の死体(本物あり)や小人や障害者はこの映画にも出てる。
特典のインタビューで、”異形は遺伝子の想像力”って言ってた。
西部劇っぽい宗教色のある不思議でぶっとんだハチャメチャ映画。
そして、映像がすごーくキレイ。
淡い空の青と砂漠の白と衣装の黒。
血の赤が映える。

1129_エルトポ

砂漠を馬で旅してるんだけど、7歳の息子、帽子だけかぶってすっぽんぽんて。
エル・トポが監督ホドロフスキー、息子は長男が演じてる。
息子、『リアリティのダンス』(2013年)では主人公のパパ役をやってるんだけど、若いホドロフスキーにそっくり。
おじいちゃん、男前だったんだねー。
細身の黒衣装も格好よかった。(映画が妙にヒットしたあと、女とっかえひっかえできたらしい)

wiki見たら、ホドロフスキーの職業に”セラピスト”とあるのが気になる。

 

1971年/メキシコ
監督:アレハンドロ・ホドロフスキー

『名前のない男』

なんやったんやろう、一体・・・

ていうカンジの映画。
中国のどこかの荒野、廃墟というか洞窟というかみたいなところに1人暮らす男をただひたすら映したドキュメンタリー。

水道も電気もない、もちろんトイレも風呂もない。
畑を耕したり、野菜を掘り起こしたり、動物の糞を拾ったり、雨のあとは水たまりの水をすくったり、そして、食べて寝る、、、そんな日常。
一言もしゃべらない(1回なんか言ってるようだったな)、ナレーションも字幕もない。

食事のシーンがまたインパクトあって、ほとんど残飯・・・
調理する手を見ているだけで食欲が失せる・・・

1128_名前のない男

こんなのどこがオモシロイんだろう、て思ってたんだけど、なんかジワジワ引き込まれていく。
終わった時、「え、もう終わり?もっと見たかったな。」ってなったのが、いまだに自分でも腑に落ちない。

ただ食べるだけ。
生きているだけ。
そんな人生・・・何か楽しみはあるの?生きる意味あるの?生きるのに意味はいらないってこと?とかって、いつのまにか漠然と考えていた。

なんか強烈な映画。

てか、誰?この人。
何者???

2009年/中国、フランス
監督:ワン・ビン

 

 

この監督さん、9時間のドキュメンタリー(3部構成)撮ってる。
見てみたい気もするけど、9時間って・・・

ゴッドファーザーが、Part1;177分、Part2;200分、Part3;161分で、合計538分、おお約9時間!!

腰が痛くなりそうだから、日をわけて見るのがよさそう。

『ウカマウ』『地下の民』

2009年から2010年にかけて半年ほどのんびりと南米を旅していた時、せっかくだから現地の映画とか見てみたいなぁ、と、何度か映画館へ行った。
アルゼンチンのブエノスアイレスでは、現地制作の映画があった。
エクアドルのキト、ペルーのリマ、イキトスでは、ハリウッド映画ばかりで現地制作の映画を見つけるとこはできなかった。
なので、より後進国であるボリビアの映画が日本で見られるなんて、想像もしていなかった。
「ウカマウ集団」のことを知った時は正直驚いた。

ウカマウ集団:ホルヘ・サンヒネス監督を中心に1960年代からアンデス先住民の視点の映画を撮る集団。俳優も素人の先住民を起用し、言語もケチュア語やアイマラ語を用いる。帝国主義がテーマにある。西洋人の征服以降、先住民は搾取、抑圧され、人権を無視され続けてきた。

1128_ウカマウ

『ウカマウ』は、ボリビア映画史上初の長編映画。
島に住む新婚のインディオが、本土に住むメスティソに暴行・殺害される。
夫の復讐劇。
彼は警察に届け出ない。
なぜなら、警察がインディオの味方になることはないからだ。

『地下の民』は、いろいろあって村を追放され、戻れば死刑の青年が、償うため死を覚悟で帰郷する話。ラパスに住むセバスチャンは差別を避けたくて名前を変える。1128_地下の民

どっちもシリアスな話なんだけど、ボリビアの男性はすごくカワイイニット帽をかぶっていて、それが気になって気になって。
『ウカマウ』では、最後の復讐のシーンでも被ってるし、『地下の民』ではいろんな帽子出てくる。死人までもが被っているのにはちょっとふいた。

政治的な要素も強いし、いわゆる出来のいい映画ではない。
オモシロイよ!と言って勧められる映画ではないけれど、映画で距離も時間も文化も超えて世界を覗き見ることができるんだなぁ、と強く思ったのであった。
インディヘナが演じるのを見るのも、彼らの言語を耳にするのも、初めてだったので新鮮を通り越して衝撃だった。

 

『ウカマウ』
1966年/ボリビア
監督:ホルヘ・サンヒネス

『地下の民』
1986年/ボリビア 制作協力:英・西・日
監督:ホルヘ・サンヒネス

 

『ウカマウ』の舞台はチチカカ湖に浮かぶ太陽の島(Isla del Sol)。
チチカカ湖、なんだか名前がかわいいなぁ、と思っていて、ずっと行きたかった湖。
富士山よりちょっとだけ空に近い。
だから、雲がびっくりするくらい近い。
わたしはプーノ(ペルー)を拠点にしたので太陽の島にはいってないけど、他の島も映画の時代とさほどかわってない。
男性のかぶっているニット帽は、島によってデザインが違うらしい。

 

SONY DSC

SONY DSCIsla Taquile

blog_ラパスLa Paz

 

ボリビアはエクアドル、ペルーに比べて、首都でもインディヘナの比率が高く感じた。
彼女たちのスカート、どこも派手なんだけど、ダントツでボリビアがNo.1。
ペルーで参加したなんかのツアーのガイドに、なぜ彼女たちは派手なピンクのスカートを好むんだと聞いたら、現実がすごく辛いものだから、明るい色で少しでも気分をあげようとしているんだ、と言われた。
インディヘナが道路封鎖のストをしていて、すごい遠回りを余儀なくされたこともある。
未だに、問題は根強く残っているようだ。

ヘッダーのカラー化

名称未設定 1_rgb

 

サイトのヘッダーがなんか地味なのが気になっていたので、カラーで描いてみた。

いつものサイズで描くとかなりトリミングが必要になるので、下のほうは、facebookページのヘッダー用に。

合理的!

変更前に比べてみて。
facebookのほうの地味なやつもついでに。

facebookページ

12星座

ポートフォリオに入れることを想定して12星座を描いてみた。

ファッション誌はムリそうだな・・・

 

1120_rgb