月別アーカイブ: 2015年12月

『カルフォルニア・ドールズ』

いまいち冴えない美人女子プロレスラーコンビ ”ドールズ” のアイリスとモーリー、マネージャーのハリーの3人が成功を夢見てプロレス巡業。

ファイトマネーを値切られたり、高額試合の実績をつくるために泥レスリングのイベントに参加させられたり、八百長で負けるはずの相手に勝って恨みをかったり、嫌な目にいっぱいあいながらも巡業を続ける3人。
暗い状況下なのにも関わらず、なんかおかしい。
ダメオヤジ感丸出しのマネジャーは、やたらとバット振り回すし。

試合のシーンでは手に汗にぎり、不公平な審判にすっごくむかついて、反撃したらめちゃめちゃ爽快。
いつ回転逆エビ固めがでるんだと楽しみに待ってたら、ちゃぁ〜んとここぞというところでビシッときめてくれてスッキリ。
宿敵”トレドの虎”もチャンピオン”ビッグ・ママ”も最後よかった。
泣き笑い的な終わり方の映画って大好き。

ロードムービーというので気になっていたけど、プロレスってまともに見たことないし全然期待してなかった。
いつもだったら寝ている時間に見始めたにもかかわらず、意外におもしろくっていっきに見ちゃった。

カリフォルニアドールズ

 

『カルフォルニア・ドールズ』
1981年/アメリカ
監督:ロバート・アルドリッチ

『007』におけるジェンダー考察 _ 7~12

8作目の『死ぬのは奴らだ』から、ボンド役がショーン・コネリーからロジャー・ムーアにバトンタッチ。
新しいボンドは、たんなる色情魔ではなくクズだった。

『死ぬのは奴らだ』
味方だと思っていたボンドガールが実は敵だった、というのがわかって、ボスの居所を言え、って銃口を向けると、ボンドガールが言うのね。
「あなたは私を撃てないわ。だって、寝てしまったもの。」
ボンド、なんて言ったと思う?
「寝たから、もう未練はないんだよ。」
って。

『黄金銃を持つ男』
タイの運河で、ボートチェイス中、エンジンがかからなくなって焦るボンド。
そこに物売りの少年が乗り込んできて、木彫りのゾウを売ろうとする。
ボンドが「それよりエンジンかけられたら2万バーツやる」って言うから、少年はあっさりエンジンをかけたのね。
ボンド、どうしたと思う?
「2万バーツは借金だ!」つって、少年をボートから突き落としたの。
ひどくない?

『ムーンレイカー』
舞台は宇宙。
爆発の始まった宇宙船から脱出しようとしたんだけど、なんかがひっかかって脱出用船が母船から離れない。
まだ母船に残っているボンドの人気を食ってしまった脇役(ジョーズ)に、「ひっかかってるのなんとかしろ」って。
かわいいジョーズは、ボンドのためにひっかかってる所を必死で噛み切るの。
そして、無事ボンドたちは母船から離れられるんだけど、みんな「えっ?」ってなるよね。
なんて言ったと思う?
「彼らも助かるさ。地球は遠くない。」
もうあきれて言葉失うよね。
そのあとすぐ宇宙船大爆発。

なんでこんなヤツがモテるんだ。ボンドガールおかしくない?他の女性たちは反感持たないのか、と思って調べてみたの。
Wikipediaの「ボンドガール」、”概要”の所に書いてあった。
「シリーズの初期は女性を性的対象と捉えたり、ボンドに使い捨てにされるような設定で女性蔑視との声もあったが、女性が社会進出する時代の流れと共に、自立して闘うボンドガール像が創られるようになった。」
なるほど。
確かに『ムーンレイカー』あたりからメインのボンドガールは、ちょっと知的な感じがする。
上司のMが女性になる時代もあるみたいだし。
”ジェームズ・ボンドが好むボンドガール”のとこがおもしろい。
「性的関係を持った相手は、そうでなかった相手より、若くスリムで魅力的であり、眼鏡をかけていない傾向がある。」とか。
あと、歴代ボンドガール一覧も載っていて、初期は1話につき3、4人いたのに、最近は1、2人しかいない。
なに、ボンドも草食化してるの?
今のボンドは色情魔じゃないの?

社会の変化にともない、今後のボンドがどうなっていくのか、もう少し付き合ってみるか。(正直、飽きてる)
リアルタイムで見ていたら、CG慣れしていなければ、多分、ものすごく楽しめたはず。
スタントすごい。
メーキング見ないと実際にやってるって思わないよ。

 

ジョーズ

 

7)『007 ダイヤモンドは永遠に』(1971年)
ジェームズ・ボンド:ショーン・コネリー
監督:ガイ・ハミルトン
オランダ/アムステルダム、ラスベガス

8)『007 死ぬのは奴らだ』(1973年)
ジェームズ・ボンド:ロジャー・ムーア
監督:ガイ・ハミルトン
ニューオーリンズ、NY、カリブ

9)『007 黄金銃を持つ男』(1974年)
ジェームズ・ボンド:ロジャー・ムーア
監督:ガイ・ハミルトン
香港、マカオ、タイ

10)『007 私を愛したスパイ』(1977年)
ジェームズ・ボンド:ロジャー・ムーア
監督:ルイス・ギルバート
エジプト、イタリア
ギザのスフィンクス、アブ・シンベル神殿など

11)『007 ムーンレイカー』(1979年)
ジェームズ・ボンド:ロジャー・ムーア
監督:ルイス・ギルバート
アメリカ、イタリア/ヴェネチア、ブラジル
ロケ地豪華。グアテマラのティカル遺跡、ブラジルのアマゾン川、アルゼンチンのイグアスの滝、フランスのヴォー=ル=ヴィコント城・・・
ヴェニスのボートチェイスもなかなか。

12)『007 ユア・アイズ・オンリー』(1981年)
ジェームズ・ボンド:ロジャー・ムーア
監督:ジョン・グレン
ギリシア/メテオラ 行ってみたい。
イタリア/コルティーナ・ダンペッツォも。スキーしたくなる。

 

なんだかんだいって、愛着わいてきてる。
そういやうちのボンド、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』におじゃましてるみたいね。
アクション以上にキョーミがないのがSF。
付き合いで『エピーソード3』見に行った時、全部おさらい(予習?)して行ったけど、今やなんにも覚えてない。
きっとボンドのことも忘れちゃうのね。

『星の旅人たち』

呼ばれてる。
絶対呼ばれてる。
呼ばれているとしか思えない。

スペインのカミーノ・デ・サンティアゴ・デ・コンポステーラ。

スペイン版四国のお遍路さんみたいなもの。
サンティアゴ・デ・コンポステーラという町にある大きな教会に歩いて行く巡礼ルートがいくつもあり、世界遺産にも登録されている。
中でもメジャーなフランスの道(フランスのサン・ジャン・ピエ・ド・ポルからサンティアゴ・デ・コンポステーラまで約800km)を歩きたくて仕方がない。

『星の旅人たち』を見てから。
(2010年/米・西/監督:エミリオ・エステベス)

カリフォルニアのトムは、サンティアゴ巡礼初日にピレネー山脈で事故死した息子の遺体を引き取りにサン・ジャンに向かう。トムは息子の遺灰とともに、息子の歩くはずだった巡礼の旅に出ることにした。

道中、仲間ができるけど、国籍・性別・旅の目的、みんなバラバラ。
そして、結構年齢層高め。
トムは還暦すぎてるよ。
女一人でも、若くなくても、体力なくても、肩こりでも、腰痛持ちでも、なんか1人で歩けそうな気がする。
巡礼者用宿泊施設アルベルゲ、ドミトリーでいびきうるさい人いたり、宿の当たり外れあったり、みんなで食事したり、すごく楽しそう。
スペインのバルやカフェテリアも大好き。
あと、巡礼手帳にスタンプを集めたり、巡礼証明書もらったり。
そういうの大好き。
すごくすごーく旅に出たくなる。

 

サンティアゴ巡礼

 

行くなら5月下旬から7月上旬にかけてかなぁ。
5月のピレネー越えはかなり寒そうだけど、ハイシーズンは宿の確保が大変そうだし。

膝、大丈夫かな。
あと、野犬。
一人旅で一番困るの野犬にあったとき。
すごく苦手、怖い。
野犬が多い、というネット情報を見て、行きたかった町をスキップするくらい。

 

ついでに『サン・ジャックへの道』(2005年/仏/監督:コリーヌ・セロー)を見る。
こちらはフランスのル・ピュイからのスタートで1500km。
フランス側がメインで、スペインはちょこっと。
一人旅ではなく、ガイド付きのツアー。

サンティアゴ(西)もサン・ジャック(仏)も聖ヤコブのこと。
ヤコブは英語ではジェームズ。
つまりジェームズ・ボンドはヤコブなのだ。

って、どうでもいいね。

レンタルしてきてまだ見てない「007」3本のプレッシャーが・・・

 

今さらながら『007』_1〜6

アクションものはあまりキョーミないのだけど、巷では最近やたらスパイものが流行っているようなので、軽い気持ちで手をだしてしまい、軽く後悔している。
1962年第1作『007 ドクターノオ』から始まって、今、劇場でやっているのは24作目『007 スペクター』。
現在、6作目の女王陛下の007を見終わったところ。ふぅ・・・

ジェームズ・ボンドというとショーン・コネリーのイメージだったけど、コネリーがやってるのは私が生まれる前なんだね。(62〜71)
ずっと「ゼロゼロセブン」って言ってたけど、「ダブルオーセブン」なんだね。

仕事がめちゃめちゃできて、知的でかっこよくて頼りになって、女にモテモテ、いろんな武器やカッコいい車。
ボンドは男が理想とする男性像?
出会ったばかり女たちがボンドとすぐそーなるの、行為描写のないAVってこんなカンジじゃなかろーかと思いながら見てる。
殺されるかもしれないってわかっててとか、人に見られそうなシチュエーションとか、もうそういうのが好きな性癖の人にしか見えない。
しかも、ボンドと寝た女はかなりの確率で殺される。
なんたるさげ・・・

車も武器もアクションシーンもボンドガールも興味ないし、ボンドもタイブじゃないので、このまま見続けようか辞めようか迷ってる。
1話44分の『24 -TWENTY FOUR-』ですらシーズン1全話見るのきつかったしなぁ。
うん、やめよう、と思うと、オモシロバージョンをぶっ込んでくるのよ。

例えば、3作目の『ゴールドフィンガー』。
いきなり頭に鳥のっけての登場よ。
なにそれ、Qが作ってくれたの?
すごく大味だけど、武器とかいろいろはじけ気味でおもしろかった。
ああ、そうだ、一番好きな敵、帽子が武器の笑顔が素敵な屈強オジサン出てるのもこれだ。

5作目の『007は二度死ぬ』の舞台は日本だし、戦闘要員忍者だし。
ボンド、外見至上主義甚だしい。
本気でブスに嫌な顔する。
本格日本人コスプレあり。
しかも、ボロをまとった労働者バージョン。

6作目だけ、監督とボンド役が違う異色もの。
ボンドが結構フツー。
やたらとフリフリのフリルのついたシャツ着てるけど。
上司に結果が出せないからと担当外されて、キレて辞表だしたり、ちゃんと恋して結婚したり。
フツーのボンドはつまらない。
うん、ボンドはちょっとビョーキで現実味ないくらいがいい。

すごくおもしろいってワケではないんだけど、53年も続いたにはなにかワケ、魅力があるはず。
というんで、ダラダラと見てしまってる。

あと、毎回ロケーションが違うのは楽しい。
回によっては、見ていて行きたくなることがあるし。

残り19話かぁ・・・

『オースティン・パワーズ』も見なきゃ・・・

007_1

 

『007 ドクターノオ』(1962年)
ジャマイカ

『007 ロシアより愛をこめて』(1963年)
トルコ/イスタンブール、イタリア/ヴェニス
イスタンブール大満喫。
バザール、アヤソフィア、地下貯水池、シルケジ駅、ボスポラス海峡・・・

『007 ゴールドフィンガー』(1964年)
アメリカ/マイアミ、スイス

『007 サンダーボール』(1965年)
バハナ/ナッソー、フランス/パリ

『007は2度死ぬ』(1967年)
日本/東京、姫路城など
東京のいろんなとこでてくる。
姫路城が、忍者養成所。

『女王陛下の007』(1969年)
スイス/シルトホルン山頂
スイスに、というより、スキーに行きたくなる。
特に早朝ボンドガールとスキーで逃走するシーンは、ユーミンの「BLIZZARD」を流すべきだ。

 

アメリカのヘイズ・コードが終わる頃だね。

『愛しのタチアナ』

ちょっと前に劇場で『レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ』を見てから気になっていたアキ・カウリスマキ監督。
『過去のない男/街のあかり』のDVD借りてきて見てみたら、これがもうっ!もうっ!!!
すっかり虜になっちまった。
無表情で妙な演技と間、うなるような洒落た色彩、ただそこに人がいるだけで、なんともおかしみがあってあたたかい。
すぐに他のDVDも借りに行ったよ。
あんまり置いてなかったから、近々渋谷のTUTAYAに遠征予定。
ほんとすごい絵のセンス。
『ル・アーヴルの靴みがき』なんて、やりすぎっ!て突っ込みたくなるくらい可愛い。
どれも好きなんだど、今いまの一番のお気に入りは『愛しのタチアナ』。

フィンランドの冴えない中年男2人が、車で旅に出る。
途中、外国人女性2人にヒッチハイクされ、港まで送ることに。
大好物のロードムービー。
この男2人組、カウリスマキ映画常連のマッティ・ペロンパーとマト・ヴァルトネン。
二人が並んでるだけでなんとなく嬉しい。おかしい。微笑ましい。

 

愛しのタチアナ_1

 

二人で旅しているときは、粋がってベッラベラあることないことしゃべりまくってるなんちゃってロックンローラーのレイノ(マッティ・ペロンパー)。
タチアナ(カティ・オウティネン)とクラウディア(キルシ・テュッキライネン)が同乗したとたん、パタリとしゃべらなくなった。
ほとんど会話のない4人なんだけど、なんとなくいいカンジで旅が進んでいく。

カティ・オウティネンとマッティ・ペロンパーのツーショットもすっごいいいっ!
胸キュンのラブストーリーになってる。
最後のセリフもね。
なんかわけわかんないだけど、ちょーレイノっぽい。マッティ・ペロンパーぽい。

 

愛しのタチアナ_2

 

『愛しのタチアナ』は白黒。
後半、男たちはほんっとしゃべんない。
色と会話がなくても素敵映画をつくっちゃうカウリスマキ。
白黒サイレントの『白い花びら』、すっごく見てみたい。

 

『愛しのタチアナ』
1994年/フィンランド
監督:アキ・カウリスマキ