月別アーカイブ: 2016年7月

バックパックに収まる荷物で生きていけたらいいのに

チョイス200_0005のコピー

 

9月の上旬にまたカミーノ行くつもりだったんだけど、大使館のサイト見たら、どうもまたしてもシェンゲン協定の内容に認識違いが・・・
大使館にメールで問い合わせたら、次に入国出来るのは10/5だって。
出たり入ったりしてるとシェンゲン、ほんっとにややっこい。
航空券ポチる前に気づいてよかった。
あぶなかったぁ。

前回はカミーノ前に2ヶ月の旅行つけたので、あまりしっかり情報も物も準備できなかった。
今度はもっと荷物を軽くしたい。
もっと快適な装備で歩きたい。
できるだけ軽くていいものをお手軽な値段で買えないかと、ショッピングサイトや経験者のブログをサーフィンしてると、恐ろしいほどあっという間に時間が過ぎてく。

1ヶ月以上、生活に必要なものを背負って歩く。
歩き始める前、2キロちょいの荷物を郵便局留で送った。
それでも重くて、毎日毎日、なんか捨てられるものはないかと考えていた。
冬物の服、ガイドブックの通り過ぎたページ、フォークとスプーン、タオル、、、
いろいろなものを少しずつ捨てていった。

本当に必要なものはそんなに多くない。

荷物が軽くなればなるほど、ただ一日歩くだけという日々を重ねる毎に、考え方もシンプルになっていく。

人それぞれ、旅行のスタイルによって必要なものは違う。
生き方のスタイルによって必要なものは違う。
軽ければ軽いほど動きやすい。
疲れにくい。
自分にとって何が必須なのかを見極めず、人が持っているから、みんながもっているからと欲しくなって入手していたら、重くなりすぎて身動きがとれなくなってしまう。

って、思うんだけど、旅行に持っていくものを検討するためにネットサーフィンしていると、いろいろ欲しくなってポチりそうになるから困る。

 

ペレグリーノ(巡礼者)の一日

一般的な、というより、わたしの場合(5、6月)。

巡礼者の一日

 

その日その日で歩く距離が違うし、気分も足の調子も違うので、ざっくり。
朝6時前に出発してる人も結構いるし、私が出発する時にまだ寝ている人もいる。

朝は涼しいし、お日様がずんずん登っていくにつれ、世界の色が変わるのが言葉をなくすくらい美しい。
ただ歩いているだけなのに、なぜか楽しげな気分になる。

一番の楽しみは、バル休憩。
スペインは、コーヒーやビール、ワインが、安くて美味しい。
他の物価に比べても安い。
ジュースより安い。
飲んだビールの半分は、本当はコーラが飲みたかったのに節約で、よ。
あと、生絞りオレンジジュース最高!!

お昼は、もう暑くて、暑くて、、、

こうして見ると、実質歩いてるの4時間くらいか。
4時間×4km/時で、16kmくらい。

がんばって歩いたわけではないのがばれる・・・
いや、もともとがんばるつもりなかったし。
なんかね、巡礼という言葉のイメージがね。
フランス人の道は、アルベルゲも多く、マイペースで歩きやすい。
そして、スペインってこんなにも美しかったのか!!と思うような風景に毎日のように出会える。

 

アルベルゲ(巡礼宿)

ペレグリーノ(巡礼者)の多くは、巡礼者用の宿泊施設アルベルゲに泊る。
素泊まり、公共のもので5〜7ユーロ、市営のもので7〜12ユーロくらい。
これは西ヨーロッパの中でも物価の低いスペインにおいても破格の安さ。
中にはドネーション(寄付制)のところもある。

アルベルゲのベットの多くは、大部屋男女共用ドミトリーの2段ベット。
たまに、部屋が男女別だったり、ベットが2段じゃないと、ラッキー!って思う。
シャワー、トイレ共用。
キッチン付き。(ガリシアは、調理器具、食器がなくて、使えないとこ多い)
有料洗濯機、乾燥機あり。
手洗いOK、たいてい庭があって干せる。

ベットのマットレスがふにゃふにゃで真ん中がへこんでいたり、虫がいたり。
キッチンの調理器具の充実具合もピンキリ。
シャワーもすぐ水になるところもあれば、お湯がじゃんじゃんでるところも。
設備全体が、新しくて清潔なところもあれば、古びてキレイとは言いがたいところも。

当たり外れあるし、もうホント、毎日その日泊るアルベルゲがどんなのか楽しみでもあるけど、ちょっとドキドキ。

アルベルゲのベット

そして、ベット以上に睡眠の質を左右するのが、いびきをかく人の有無。

ドミトリー慣れはしていたけど、カミーノには中高年多いし、ワインやビール飲んで寝る人多いから、いびきの音量がすごくて。。。
最初の頃、眠れないことあった。
こんなにも多種多様ないびきがあるのか、と思う。
イヤープラグは必須。

イヤープラグ

アーミー仕様というのは、軍隊が銃の練習するとき使うやつ。

武器輸出は大反対だけど、軍用イヤープラグの輸入は許す。
てか、これ、まじで欲しかった。

サンティアゴ巡礼のルート

カミーノルート

カミーノには、周辺国からも含め、複数のルートがある。
その中で、有名どころがこれ。
有名どころといっても、7割近くの人がフランス人の道を選択。
アルベルゲ(巡礼宿)など設備が他と比べ物にならないくらい整っている。
ポルトガルの道は16%ってなってるけど、リスボンから歩く人は少なく、ほとんどの人がポルトやスペイン側の国境トゥイから歩き始める。
ヘビーリピーターに聞くと、景色が一番きれいなのは北の道だって。
でも、アップダウンが多く、道しるべがわかりにくところも多く大変らしい。

また、なかなか気軽に来れない外国人は、いっきに800kmとか1600km歩く人が多いけど、スペイン人や近隣諸国の人たちの中には分割巡礼する人も多い。
毎年1週間ずつ歩いているスペインのオバサン3人組。
取り敢えずパンプローナからブルゴスまで歩く地元の友人8人のにぎやかイタリア人グループ。
数年前にレオンからサンティアゴまで歩いたので、今回はサン・ジャンからレオンまでで歩く順番ぎゃっこのアルゼンチン人。
1つの宿に4泊して、そこ起点に歩いているスペイン人オジサン。
フランスのル・ピュイから歩き始める人も入れば、サンティアゴ間近のサリアから歩き始める人。
みんなそれぞれ。

移動手段は、徒歩が90%でダントツ。
あと、自転車9.7%、その他(馬、車椅子など)0.3%。
(2015年/日本カミーノ・デ・サンティアゴ友の会サイトより)
自転車も、折りたたみ自転車の人とかいた。
あと、犬を連れている人も時々いる。
バックパック背負って、片手に小型犬、もう片手にキャリーケースとか。
ロバもいた。
あとベビーカーも。

ホント、いろんな人が歩いてる。

カミーノ_馬

 

カミーノとは(カミーノ22日目)

 

ただいま!

11日(月)、無事、実家に着きました。

この120日を振り返ってみると、

3/9〜21 フランス(パリ)、イタリア(ローマ)、バチカン、サンマリノ
3/22〜4/24 クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、セルビア、コソボ、マケドニア、スロベニア
4/25〜5/10 イタリア(ベネチア)、南フランス、スペイン
5/11〜6/22 カミーノ(フランス人の道)サン・ジャン・ピエ・ド・ポー→サンティアゴ・デ・コンポステーラ
6/23〜7/6 ポルトガル、スペイン(マドリード)

今回、カミーノ目的で行ったけど、その前後の旅行もすごく濃密で。
さっき改めてブログを見て、あ〜、本当に行ったんだぁ、わたし、と。
あっという間だった。

特に旧ユーゴスラビア。
もともと周遊する予定はなかった。
出発直前にシェンゲン90日ルールのこと知って、30日間はシェンゲン域外にいなくてはいけないということでほとんど仕方なく。
生々しい戦火の跡、そこに現在住む人々、悲惨な内戦からまだそれほど時間がたってない分、戦争というものをより身近に感じて、時に重苦しい気持ちになったり。
美しい景色やおいしい食べ物、優しい人々に、旧ユーゴいいとこじゃん、と思ったり。
そのウラハラに、民族浄化やジェノサイドがあった事実を垣間見て、気味の悪さ、気持ち悪さを感じたり。

長年行きたかったルーブル美術館、ドブロブニク、ベネチア、ニースに行くこともできた。
スペイン・ポルトガルでは、美味しいものたくさん食べた。

そして、カミーノは想像していたよりもずっとずっと楽しかった。
楽しいだけじゃない何かがあったり、いろんなことを考えたり、気づいたり。

帰国したら、1週間ほど東京に滞在して部屋を借りて(今の私に貸してくれる所があるのか、という深刻な問題はおいといて…)、それから荷物送るためにちょこっと帰省するつもりだった。
前回の上京は、日本語教師として1、2年経験積んだら海外就職するつもりだったので、なにもかもが仮々。
上京直後の大地震を筆頭にいろんなことがめまぐるしく変わって、MAX2年のつもりだったのが、結局5年もいて。
今度はちゃんと地に足つけて生活基盤をつくるよう全力を尽くそう、と思っていたのだけど。
どうしてもまたカミーノ行きたくなって。
また行きたいというか、終わってない感じがして。
だけど、9月上旬までシェンゲン域内入れないのでとりあえず帰国。
東京では次に履く靴を買って、どうしても見たかった映画だけ見て、早々に帰省。

そして、9月中旬あたりから、今度はポルトガル人の道を歩く予定。